【例文付き】エンジニア転職で職務経歴書を書くときのポイント

転職活動Tips

どんな職業でも転職の時に必ず提出しなければならないのが職務経歴書です。 転職活動を始めたものの、「職務経歴書の書き方がわからない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。 特にキャリアチェンジをする転職の場合は不安ですよね。

また、職務経歴書を書いたはいいものの、「ちゃんと評価してもらえるか心配」「魅力的だと受け取ってもらえるか自信がない」と応募をためらっている人もいるでしょう。

この記事では、エンジニアが転職する際に提出する職務経歴書の書き方や抑えるべきポイントなどを、実際の例文とともに紹介します。

エンジニアの職務経歴書に書くべき要素は 3 つ

職務経歴書は主に 3 つの要素で構成されています。 職務履歴、自己 PR、志望動機です。 まずは、各パートにどんなことを書くのかを見ていきましょう。

職務履歴

職務履歴には、これまでどんな仕事をしてきたのかを書きます。

エンジニア経験者の場合、今までに携わったプロジェクトの内容やマネジメント経験、身に着けたスキルを書くとよいでしょう。

エンジニア未経験者の場合、「書けるような経験がない」と思うかもしれません。 しかし、前職までの仕事内容やそこから学んだことを重点的に書き、しっかりと社会人経験を積んでいることを伝えることができれば大丈夫です。

自己 PR

自己 PR では自分の強みや得意なことを伝えます。

物事に取り組む際の自身の姿勢やチームワーク力、論理的思考力があるなど、仕事をする上で求められる強みや能力を書きましょう。

未経験者の場合、職務履歴よりも自己 PR を重視されることがあります。エンジニアとしてのスキルがあまりなくても、入社後に活躍するだろうということが伝われば、採用担当者へいい印象を与えることができます。

志望動機

なぜその企業に転職したいのか、具体的な理由を書きましょう。

例えば、エンジニアを志した理由から IT 業界を選んだ理由、そしてその中でもどうしてその企業を志望するのかを書くと、キャリアアップやキャリアチェンジについて納得してもらいやすく伝えられるでしょう。

「福利厚生がいいから」など自分が享受するメリットではなく、採用する側のメリットが伝わるように書くと好印象です。

ここまでは、職務経歴書にどんなことを書くのかを紹介しました。 次の章からは、各パートを書くときに抑えるべきポイントをチェックしていきましょう。

職務履歴はなるべく詳細に書く

職務経歴はこれまで経験したことの単なるまとめではなく、立派なアピール欄です。 肩書きや担当業務だけでなく、その時扱っていた技術やチームやプロジェクトの規模などをできるだけ具体的に書きましょう。

採用担当者があなたの活動が想像しやすいようにすると、経験値を的確に伝えられます。

システムの開発環境や言語・資格

これまで経験したシステムの開発環境や使用していた言語、資格を記載しましょう。 各項目の経験年数とどんな風に使ってきたかを書くと実力を正しく示せます。

さらに、技術に対する理解や見解もあると、業務への姿勢をアピールできます。

また、勉強中の言語も記載すれば、求人で求められている人物像とのマッチ度を高めることができるかもしれません。

担当した業務/プロジェクトの規模や内容

担当してきた業務やプロジェクトを書きます。いくつか記載する場合は、最新のものから順に書いていきましょう。 直近でどのようなことに取り組んでいたのかが重視される傾向にあるためです。

ただし、機密情報や書いてはいけない情報などを記載しないように注意しましょう。伝えられる範囲で問題ありません。

担当年数だけでは実力が伝わりにくいことがあるので、これまでの業務から何を学んだか、何を習得したかなども併せて書くと、どんな経験をしてきたかを的確に伝えることができます。

職務履歴の例文

20xx 年 xx 月~現在 EC サイトの構築

  • 担当領域・業務内容
    • UI 設計
    • 商品管理システムの設計・構築
      • 入荷/出荷の商品管理の設計
      • ユーザーが購入した商品の在庫確認システムの設計・構築
      • 購入後の配送オペレーションシステムの設計・構築
    • 決済システムの設計・構築
    • 全体のシステムテスト、保守・運用、メンテナンス業務
  • その他業務
    • テックリードとして、主要言語のバージョンアップを実施
  • 開発環境
    • 言語
      • Java、C#、JavaScript
    • OS
      • Windows、Linux - DB - SQL Server、Oracle
    • 実績
      • 配送オペレーションに関しては私 1 人で実装を行いました。配達状況をリアルタイムでアプリにも連動させ、配達完了のリクエストに対してアプリ側で通知・メールでも連絡するなど、安心してユーザーへ商品を届ける事を心がけておりました。そのおかげもあって、ユーザーからのリピード購入率が上がり、EC サイトの売上・満足度向上につなげることが出来ました。

自己 PR では今後何に貢献できるかもアピールする

ただ強みをアピールするだけではなく、「どんなことに貢献できるか」につなげて書くと採用担当者の目に留まりやすくなります。 自分が活躍したことや、成果を出せた事例やその理由などのエピソードも忘れずに書きましょう。

さらに、普段から意識していることや工夫していることも記載しておくと、あなたの人となりを伝えることができます。 自己 PR 欄で魅力的な人物であることをアピールできるといいでしょう。

自己 PR の例文

金融や保険業界の方が使用するシステムを作っていたため、取り扱う情報やセキュリティについては毎日慎重に開発を進めていました。 その中で貢献出来たなと思っているのはクライアントとの折衝業務です。 意識していたのは要望を受けたものをただ開発するだけでなく、クライアントの理想を汲み取ることです。 時には、+ α の機能提案を営業担当の方と一緒に説明することがありました。 このような開発スタイルをとっていたため、システムの柔軟性には定評を頂いていました。

志望動機では求められる人物像を参考にする

応募する企業の理念や方向性、求められている人物像とずれていないことを確認しましょう。 そのために、志望動機を書く前に応募先の会社 HP をよく読むなど、下調べが大切です。

志望動機の例文 1.

魅力的な Web サービスの開発・運用や高品質な UI に惹かれ、貴社を志望しました。 前職では、WEB デザイナーとして、サイト内のデザインなどをしていましたが、 ただデザインするだけでは物足りず、ユーザーが直接見たり体験する部分に対してもっと責任を持ちたいと思うようになりました。 最高の UI・UX を作るためには、企画力やデザインへの理解など広範囲にわたる知識や実行力が必要です。 JavaScript やフレームワークはまだ勉強中ではありますが、 WEB デザイナーとしての経験を活かし、貴社のサービス開発に携われたらと存じます。

志望動機の例文 2.

貴社の情報サービスは多くの人が使うサービスで、私自身も利用経験があります。始めて利用したときに、生活における様々な課題をスマートに解決できるという点に大変感動したことを覚えています。 前職でもウェブサービスの開発業務を担当することはありましたが、受託開発だったため直接サービスを利用するエンドユーザーからの反応を得る機会があまりありませんでした。 前職の開発経験を活かし、お客様に沿ったサービスの機能改善や質の向上に貢献したいと思い、貴社を志望しました。「どんな人に届けるのか」「どんな声があるのか」を日々すばやくキャッチアップしながら開発することで、より一層満足度の高いサービスに成長させたいと考えています。

未経験者はエンジニアになりたい理由も書く

未経験からエンジニア転職をする場合、エンジニアになりたいと思った理由を必ず伝えましょう。

未経験からのエンジニア転職では、プログラミング言語や技術をきちんと習得できるかということや、業務への熱意があるかどうかが重視されます。

エンジニアという職業や仕事内容について興味や関心があることや、学習や取組みへの姿勢をアピールしてください。

まとめ

今回は、エンジニアの職務経歴書を書くときのポイントについて解説しました。 可能な限り詳細に、また、しっかり自己分析や企業分析をした上で取り組みましょう。

Qiita Jobs では、職務履歴や自己 PR などのプロフィールを記入すればすぐに転職活動を始めることができます。 さらに、プロフィールを記載していると企業からのスカウトやメッセージを受け取れる可能性が高くなります。

また、企業ページの「気になる」ボタンを押して気になる企業へアピールすることもできます。

気になる求人が応募終了となる前に、早めにアクションを取るといいでしょう。 さっそく Qiita Jobs に登録してみましょう。

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