エンジニアが転職の最終面接で落ちる10の理由と内定を取るための対策4つ
選考が進み、いよいよ最終面接という段階になったら、絶対に内定を取りたいと思いますよね。 しかし、最終選考で落とされてしまうケースが多いのもまた事実です。
そこでこの記事では、なぜ最終面接で落とされてしまうのか、そして内定を取るためにはどんなことに気を付けるべきかについて解説していきます。 最終選考突破の手掛かりにしてみてください。

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Qiita Jobsに登録する最終面接で落とされやすいエンジニアの共通点 10 選
この章では、最終面接で落とされやすいエンジニアにある 10 個の共通点について紹介します。 自分に当てはまるものがないか、じっくりと確認してみてください。
コミュニケーション能力や協調性が見られない
仕事を進めていく上で何よりも重視されるのがコミュニケーション能力です。 そのためこの人は協調性がないのでは、と思われてしまうと内定をもらえない傾向にあります。 面接官は転職者と長く一緒に働いていくことを考え、それに基づいて合否を決めています。
きちんと受け答えができていなかったり、ひとりよがりな態度や受け答えをしてしまったりすると、エンジニアとしてどれだけ有能であっても大きな懸念事項とされてしまいます。
熱意が感じられない
企業や業務に対する熱意が感じられないのも、内定がもらえない原因のひとつです。 どうしてもここで働きたい、自分はこの会社で活躍していきたいという思いや、自分の持つスキルを存分に奮いたいという気持ちを伝えることができないと、面接官は当社で本当に働きたいのか不安に思い、納得してもらえません。
面接を受けている候補者は自分ひとりではありません。そのため、自分と同じくらいのスキルを持っている人と比較されたときに、熱意がある人が採用されます。 この人なら当社で長く働いてくれる、熱心に業務に取り組んでくれるといった確信を持ってもらえるように回答を心がけていきましょう。
長期的な就業の見込みがない
転職理由が曖昧だと、「入社しても会社に長くいてくれないのではないか」と懸念されてしまいます。 もちろん自分はそんなつもりはないと思っていても、面接官はその気持ちを汲み取ることができません。
なぜ転職しようと考えたのか、はっきりと言葉にして伝えられるようにしておきましょう。 転職を決めたということは、必ず何らかの理由があるはずです。 面接当日までに言語化しておき、どのような角度から切り込まれてもすぐに答えられるようにしておくといいでしょう。
企業理解が足りない
企業理解が足りていないと、準備不足だと思われてしまいます。 面接官が「この人が思い描いている弊社のビジョンは実態とずれている」と思ってしまうと、いくら熱く思いを語ったとしても付け焼刃にしか見えなくなってしまう可能性があります。
自分がその会社で求められる役割は何なのか、その会社の強みや特に力を入れている事業はどういったものなのかなど、面接に臨む際には下調べを欠かさないようにしましょう。
志望理由に説得力が足りない
面接の際に重要となるのが、志望理由です。 これは最終面接に限ったことではなく、どの段階の面接でも志望理由は面接官が重要視する部分です。
ここが曖昧で、他の会社でも言えてしまう理由であると思われてしまうと、内定を取ることが難しくなってしまいます。 「御社でなくてはできないことがある」「御社でこのような仕事をしたい」という明確な理由を話し、納得してもらいましょう。
会社の方向性と求職者のビジョンが合わない
会社にはそれぞれ目的や目標があります。 求職者がそのビジョンに合わせた発言をしないと、採用しても長く働いてくれないだろうと思われてしまいます。
会社の方向性を調べた後、なぜこの会社を志望しているのかを明確にしましょう。
社内の雰囲気に合わない
会社には異なるカラーや文化があります。 アグレッシブに物事をどんどん進めていくタイプの会社もあれば、慎重に物事を進めていくタイプの会社もあります。
活発で元気、明るさが重視される企業と、堅実に業績を積みあげることが求められる企業では求められる人物像が全く違います。 その会社がどのような特色を持っているのかを把握してから面接に臨みましょう。
話の要点がわからない
長々と話し過ぎてしまって、どこが話の要点がわからなくなっているというのも問題です。 たくさん話した方が印象付けられるのではないかと、つい話しすぎてしまうかもしれませんが、面接官は大事な部分のみを聞きたいと考えています。
本当に伝えたいことや聞かれたことに対する回答を話の核として話すように心がけましょう。
話に一貫性がない
職務経歴書に書いた内容や、一次面接で話したことと違うことをアピールすると「一貫性がない」と判断されてしまいます。
その場しのぎでごまかしているのかもしれないと思われてしまう可能性もあるので、職務経歴書は必ず手元にコピーを残すようにして、話す時に齟齬がないようにしてください。 また、一次面接で話したことと、最終面接で話すことに筋が通っていることも大切です。
逆質問の内容が薄い
逆質問は単なる質問の時間ではありません。 この時間は、面接の最後にアピールできる時間だと考えましょう。 聞き足りなかったことを深堀りするのは、意欲の表れだととらえられます。
自分はこういったことが得意で、応募したポジションではこのように活かせると思っているが実際にどのような能力が必要になるか、といったようにアピールするのもいいでしょう。 また、この逆質問がホームページなどに書いてあることと被らないようにする必要があります。
そんなことも読んでこなかったのかと思われないためにも、事前にわかるところはしっかりと把握してから面接に臨みましょう。
最終面接で落とされないための対策 4 つ
この章では、最終面接で落とされないための 4 つの対策を紹介します。 最終面接をどうしても通過したい、という方はぜひ参考にしてみてください。
自分が伝えたい事ばかりを話さない
面接はコミュニケーションの場です。 そのため、自分の一方的なアピールだけで終わらないようにしましょう。 面接官の意図を汲み取って会話をするように心がけ、会話の中にアピールポイントを差し込んでいくようなイメージを持ってください。
一方的に伝えてしまうとコミュニケーションを取れない人だと思われてしまい、減点されてしまう可能性も考えられます。 面接では、どれほど緊張していたとしても面接官との会話を大事にしてください。
転職理由を明確に伝えられるようにする
転職理由は明確にしておきましょう。
面接官としては、今後長く働いてくれるかどうかを見極めたいと考えているため、何となく辞めてしまったというような答え方はやめておきましょう。 曖昧な理由で転職しようとしていると思われてしまうと、内定を取ることは非常に難しくなってしまいます。
また転職理由には、ポジティブなものとネガティブなものそれぞれあるかもしれませんが、ポジティブな理由を多めに伝えられるようにしましょう。 人間関係がつらかったから、給与が低かったからなどというネガティブな理由ばかりを並べてしまうと、入社してもまた同じ理由で辞めてしまうのではないかと思われてしまいます。
たとえネガティブな気持ちがあって転職を決めたとしても、それ以上にポジティブな理由を探して伝えるように心がけましょう。
求人票や企業の採用ホームページを読む
企業がどのような人材を採用したいと考えているのかを把握して、企業理解に努めましょう。 自分の将来やりたいことを企業の求める人材に絡められるように話をまとめておくと面接官に好印象を与えられます。
加えて、志望理由やキャリアビジョンをしっかり話せるように準備しておきましょう。 そうすることによって、会社理解をしていることのアピールにもなります。
会社理解を蔑ろにしてしまうと、企業の欲しがっている人物像がわからなくなってしまい、ずれた回答をしてしまう可能性があります。 採用ホームページには求人の情報が詰まっています。 求人票や採用ホームページは必ず隅々まで読み込んでおくようにしましょう。
逆質問では入社後を想定したことを聞く
逆質問では入社後を想定したことを聞きましょう。 この人はきちんと入社後のビジョンが自分の中で成立しているな、と良い印象を面接官に与えることができます。 反対に、逆質問で福利厚生や年収など自分に利益があることばかり質問してしまうと、働く意欲がないのではないかと悪く捉えられてしまうかもしれません。
好印象に残すためにも入社後を想定した逆質問を準備しておきましょう。
最終面接の担当者は「迷ったら落とす」ようにしていることが多い
最終面接の面接官は、基本的に迷ったら落とすようにしていることが多い傾向にあります。 そのため、会社が求めている要素を満たしていることをしっかりアピールする必要があります。 コミュニケーションの中で要所要所にアピールポイントを入れていきましょう。 技術力があることは、それまでの面接で十分理解してもらっています。 それを前提条件として、人柄や性格、ソフトスキルが内定に関わってくるのです。
まとめ
いかがでしたか。この記事ではエンジニアの最終面接で押さえべきポイントを解説しました。 最終面接に合格して内定をもらうためにも、よく確認しておきましょう。
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