客先常駐(SES)を辞めたいと思った時の対処法とおすすめの転職先を紹介します

転職活動Tips

客先常駐をして働くのが辛い、SES を辞めて転職したい、と思っている人も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、客先常駐(SES)を辞めたいと思った時の対処法と、辞めた後のおすすめの転職先を紹介します。

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客先常駐(SES)を辞めたい理由 8 選

まず、SES を辞めたいと思う主な理由を紹介します。 他のエンジニアはどういう理由で辞めたいと思うのでしょうか。

スキルが身につかない

ずっと同じ技術を使っていたり仕事の内容が変わらなかったりすると、「新しいスキルが身につかない」「このままじゃいけない」と焦ることもありますよね。

自分のキャリアや仕事の将来性を考えた時に理想とギャップがあると、客先常駐を辞めてもっと成長できる環境に身を置きたいという人もいます。

人付き合いが苦手

客先常駐のエンジニアはクライアントとの契約期間が終わると次の職場で働くことになります。 そのため、毎回人間関係を一から築かなければいけません。 人付き合いが苦手だという人は、お互いを良く知らない状態から仕事を円滑に進められるまでの状態にするにはかなり苦労するでしょう。

ある程度固定された関係の人と仕事をしたいという気持ちから、客先常駐のエンジニアを辞めたいと思うようです。

常駐先のルールが厳しい

常駐先の就業規則や業務上のルールが厳しく、合わせるのが大変だという理由で辞めたいと思う人もいます。

例えば勤務時間や服装に関する規定など、業務外の決まりが細かいということがあるようです。

相談できる人・指導してくれる人がいない

相談できる人がおらず悩みを解決できない、指導してくれる立場の人がいなくて成長できない、という理由で客先常駐を辞めたいと思う人もいます。

クライアントへ業務について相談したり指示を仰いだりすることはできますが、ちょっとした気持ちを打ち明けられる存在がいないと心細いと感じることもあるでしょう。

通勤時間が長い

定期的に職場が変わる職種なので、通勤時間も毎回変わります。 通勤時間が変わると、生活時間を含めた 1 日のスケジュールも変わりますよね。

そうした変化がストレスになる人は、「通うオフィスを変えたくない」「在宅勤務がしたい」と思うようです。

給与が上がらない

給与が上がらないという理由で客先常駐のエンジニアを辞めたいと思う人は結構多いのではないでしょうか。

支払われる給与は、自分の派遣元の会社とクライアントとの間で結ばれる契約内容であらかじめ決まっています。

クライアントは外注費用やプロジェクトの予算を事前に組んでいるので、仕事を頑張ったら報酬がアップするということはあまりありません。

キャリアアップができない

すでに決まっている範囲の業務に取り組むため、新しいポジションを得にくいのが現状です。

いつかは上流工程に携わりたいと思っているエンジニアは少なくないでしょう。

しかし、客先常駐をしない特定の企業に属するエンジニアや異業種へ転職をしない限り、色々なクライアント企業を転々とし、開発業務をするエンジニアのままです。

自分の可能性を広げたいという人は SES を辞めて、違う場所でチャレンジしたいと思うようです。

有給を取りづらい

有給を取りづらいのも、辞めたいと思う一因として挙げられます。

クライアントとの契約の時点で稼働時間が決められているので、その期間中に休みを取得すると業務に支障が出てしまいます。 そのため、有給を取りづらいという状況に陥ってしまう人が多々います。

仕方ないことではありますが、急な用事ができたり体調を崩したりしても休めないとなると、働く環境を変えたいなと思うのは自然なことでしょう。

客先常駐(SES)を辞めたい時の 5 つの対処法

この章では、SES を辞めたいと思った時の対処法を紹介します。 「辞めたいとは思うけど、辞めた後どうしたらいいかわからない」と不安がある人はしっかり確認しておきましょう。

辞めたい理由を明確にする

まずは、なぜ辞めたいのか、その理由を明らかにしておきましょう。

「SES を辞めたい」と思っている理由がわかれば、自分の中で問題視しているポイントを適切に解消できるからです。

転職をしても、また似たような不満を抱えることになってしまったということがないよう、辞めたい理由を明確にしておくことは大切です。

辞めた後にやりたいことを考えておく

SES を辞めた後、代わりに何をやりたいのかを考えましょう。

「今の仕事を辞められればいいや」と投げやりになるのは非常にもったいないことです。 また、その先やりたいことがなければ働くモチベーションを維持するのは難しいでしょう。

将来何をしたいのかを改めて考えておくと、次のアクションを考えやすくなります。

常駐先を変えられないか相談する

自分を雇用している会社に一度相談してみるのも一つの手段です。

どうしても今のクライアント先での働く環境が合わないのであれば勤務先の変更を打診してみましょう。

自分では解決できないことも、他の人に頼ることで良い結果に変えられるかもしれません。

フリーランスになる

フリーランスのエンジニアになる事も一つの対処法です。

常に同じ組織で働くのではなく、案件ごとに関わる会社や人が変わる点は客先常駐をするエンジニアの働き方と変わりません。

フリーランスエンジニアは在宅で仕事ができるケースが多いので、今の仕事は好きだけど労働環境や通勤時間に不満があるという人にはおすすめです。

フリーランスエンジニアになる長所・短所や、注意点について解説した記事があるので、フリーランスという働き方が気になる人はぜひ読んでみてください。

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転職活動を始める

思い切って転職活動を始めるのもいいでしょう。

勤務先や一緒に働く人、仕事内容を変えてみれば、解消できる問題もあります。 理想の環境を手に入れるためにも、勇気を出して行動を起こしてみるのはどうでしょうか。

次の章では、客先常駐をしているエンジニアにおすすめの転職先を紹介します。 転職して現状を変えたいという人はぜひ参考にしてください。

客先常駐からのおすすめの転職先 3 つ

社内 SE

おすすめの転職先として挙げるのは、社内 SE です。 社内 SE とは、自社の事業などの開発や自社で使用するシステムの管理などを担当するシステムエンジニアです。

SES で働くエンジニアのように案件やプロジェクト参加の依頼があった時に稼働するのではなく、会社の方針を把握した上で業務を進められることが求められます。

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Web エンジニア

Web エンジニアもおすすめの職種です。 Web エンジニアは Web サイトやサービスの開発をするエンジニアです。

具体的な仕事内容は企業やポジションによって異なりますが、設計から実装、運用まで行うことが多いようです。

ある程度経験を積めば、企画をしたり経営戦略を踏まえた立案をしたりすることもできるので、キャリアパスを描きやすい職種だと言えるでしょう。

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営業職

最後は営業職です。 技術者として働くというよりかは、Web サービスやシステムの開発を求めているクライアントから案件を獲得したりサポートをしたりします。

開発職から一度離れたいという人でもエンジニアとしての知識を活かすことができるので、一度考えてみてください。

客先常駐(SES)を辞めることを伝えるときのポイント

退職をしたいと伝える場合は、いつどのように伝えるかに注意しましょう。

伝えるタイミング

できるだけ今アサインされている案件が終わる前に伝えるといいでしょう。 次の派遣先を決められる前に伝えれば、配属先を考える立場の人に迷惑をかけてしまうこともありません。

どうしてもプロジェクトの途中で辞めなければいけない場合は、速やかに伝えましょう。 他の人に代わってもらうなど、融通をきかせてもらえるかもしれません。

ある日突然業務を放棄するということは絶対にやめましょう。

伝える内容

いつまでに辞めたいという希望をストレートに伝えましょう。 また、辞める理由はできるだけ前向きに伝えられると円満に退社できます。

不満があって辞める場合でも、転職先に魅力を感じていることを伝えると納得してもらえるかもしれません。 こんなことに不満があった、と文句に聞こえるような言い方は避けましょう。

客先常駐(SES)が楽しいこともある

客先常駐のエンジニアとして働く際に不満に感じるポイントなどを解説してきましたが、それが楽しいという人もいます。

今後楽しく働ける可能性があるのならば、今の働き方を無理に変える必要はないですよね。

ここでは、客先常駐が楽しいと感じる人が関わる案件がどんなものか、例を紹介します。

顧客と対等な立場で仕事ができる場合

顧客と対等な立場で仕事ができる場合、楽しく働けるという人もいます。

やらされ仕事で自分で工夫できなかったり、提案しても絶対に受け入れてもらえなかったりすると、抑圧されたような気分になりますよね。

しかし、クライアントと同じ目線で議論し、一緒に仕事に取り組んでいるという意識が双方にあれば、意欲高く働くことができるでしょう。

上流工程に関わっている場合

企画や設計など、上流工程に携わっている場合も楽しさを感じられるようです。

上流工程では自分のアイディアや考えを活かすことができます。 そうしたコンサルタントのような立場で関わることができれば、より高い視点で顧客の事業に関わることができるでしょう。

エンジニアでもプログラミングをするより考える方が好きという人には楽しい案件です。

チームで仕事をしている場合

チームで仕事ができる場合は、辛さを感じることが少なく、むしろ楽しいと思えることもあるようです。

客先常駐のエンジニアは一人でクライアント先に赴くことも少なくありません。 慣れないオフィスで一人で業務をするのは、職種上仕方がないとはいえ寂しいですよね。

そのため、立場は違えど他の人と一緒に働ければ、より「頑張ろう」と思えるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか。

この記事では、客先常駐(SES)を辞めたいと思っている人がどんな理由で辞めたいと思うのか、辞めたいと思った時の対処法などを解説しました。

心機一転、転職して違う経験をしたいという人には、Qiita Jobs がおすすめです。

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