【例文あり】社内SEの転職に役立つ自己PRを書くときのコツとおさえるポイント
システムエンジニアと言っても、その職種はさまざまです。
競争率が高い社内 SE になるためには採用担当者に納得してもらえるような自己 PR を書かなければなりません。 しかし、どのような自己 PR を書けばいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
この記事では社内 SE に転職するために役立つ自己 PR の書き方を、例文を交えて紹介します。 社内 SE を目指す人はぜひ参考にしてみてください。

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Qiita Jobsに登録する社内 SE の自己 PR を書くときのコツ 2 つ
この章では、社内 SE の職務経歴書の自己 PR 欄を書く時のコツを 2 つ紹介します。
課題解決能力をアピールできる実績を伝える
どのような状況で、どのような対応をしたかということを、実績を添えて伝えましょう。 不具合やバグを見つけた時に修正を行ったり、クライアントとの折衝の中で先方の要求と自社の技術のすり合わせを行ったりしたなど、何かしらの課題について解決策を提示し、それを実際に解決した例を挙げてアピールすると効果的です。
人事担当者は、課題が発生した時に冷静かつ的確に対処できる人材を欲しています。 それを念頭において実績を書きましょう。
得意分野を明確にしながら知識や経験を伝える
どのような知識やスキルを持っているか、得意分野をアピールしながら伝えることも大事です。 システムエンジニアとしての知識やスキルが十分蓄えられているとしても、具体的なエピソードがなければ実力を的確に伝えることは難しいでしょう。
また、マネジメント能力やシステムの品質管理に自信があるなど、得意なことをアピールすることで、能力の高さを知ってもらえます。 もちろんシステムエンジニアとして、プログラミング言語やフレームワークに関する知識があることをアピールするのもいいでしょう。
人事担当者は、転職者がその企業で何ができるのか、どのように活躍して貢献できるのかを期待しています。 特に社内 SE は社内で起こる問題や課題を解決する役割を担っていますから、得意分野がそれに見合ったものであると好印象を与えることができます。
自己 PR を書くときにおさえるべきポイント 3 つ
ここでは、実際に自己 PR を書くときにおさえるべきポイントについて 3 つ紹介します。 自己 PR は志望動機と同等に重要視されるものです。
しっかりとポイントをおさえ、「会ってみたい」と思ってもらえる人材であることをアピールしましょう。
具体的なエピソードを添える
自己 PR を書く上で欠かせないのは具体的なエピソードです。 人事担当者は、あなたがこれまでどのような経験を積んできたのか、その上で自社にとってどれだけ貢献してくれる人材なのかということを知りたいと考えているため、具体的なエピソードは必要不可欠です。
難しいと感じるかもしれませんが、これまで自分がどのような業務で立ち振る舞ってきたかを改めて整理し、言葉にして伝えられるようにしましょう。 また、志望動機と自己 PR は紐づけることで、人事担当者に納得してもらいやすい職務経歴書となります。
業務に対する姿勢をアピールする
何を意識して業務に取り組んでいるのか、業務を効率的に進めるために何をしているかをアピールすることも重要です。 淡々と取り組むことは決して悪いことではありませんが、自己 PR としては少しインパクトに欠けてしまいます。
スピードを意識している、クオリティの高いものを生み出すために努力している、ミスがないようにダブルチェックをしているなど、自分が日ごろ何を重視しているかをアピールしましょう。
また、業務は効率的に進めることが重要視されます。 効率的に進めるために独自のチェック表を作っていたり、あらかじめ全体のフローを作成しておいたりといった工夫などをしている場合、それもアピールすると効果的です。
効率化のためにすることは、突飛なことでなくても全く問題ありません。 小さな工夫でも、業務に真摯に取り組んでいることは十分に伝えることができます。
これまでの経験や知識・スキルをどのように貢献できるのかをアピールする
さまざまな経験を積んできたことや、豊富な知識や優れたスキルを持っていることをアピールすることは大切です。
しかし、それだけでは決め手に欠けてしまいます。 人事担当者が知りたいのは、自社にどれだけ貢献してくれるかということです。
そのため、身につけたスキルや能力、これまでの経験から得られた知見をどのように活かすことができるのかをきちんと伝える必要があります。 実際にチームを率いてきたからマネジメント能力に自信がある、資格を持っているから知識の豊富さには自信があるなど、どういった形でも問題ないので正しく伝えられるようにしましょう。
まず、志望する企業が求める人物像を徹底的に考察してみてください。 企業のサイトや求人票から企業理念や重視している事業などを把握し、そこから求められている人物像を読み取りましょう。 ただ経験や知識を並べるだけではなく、その企業に合わせたアプローチをすることが成功への道です。
社内 SE がアピールしやすいポイントと例文
ここでは、社内 SE がアピールしやすいポイントと、実際に職務経歴書に書くときに役立つ例文を紹介します。 アピールポイントとその例文を 4 つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
開発経験や経験領域の広さ
私の強みは、幅広い開発経験とそこで上げた成果です。私は現職で 3 年間社内システムの開発に携わってきました。売上増加のために新規部署が立ち上がった時に、新規システムを開発した経験があります。社内独自のシステムだったため、自分の持つ知識やスキルを活かし一から作り上げる必要がありました。改善点をその都度洗い出し、PDCA を回し続けることによってシステムのクオリティを上げ、最終的に売上を 3 割増加することに繋げました。丁寧な段取りや PDCA をはやく回すなどの取り組みが評価され、業務改善のシステムや顧客情報管理システムの導入や開発に一任されました。そのため、貴社が注力している新規事業にも知識と技術、そしてスキルを活かせると考えております。
顧客・ユーザー視点を持っていること
私は勤続 5 年目となる現職で、社員から上がっていたそれぞれの PC に保存しているフォルダや情報をより早く共有できるようになりたいという声に応えるため、新しい社内システムを導入することに成功しました。チームを立ち上げるところから始まった大掛かりなプロジェクトでしたが、無事に成功を収めた時には社員から深く感謝されました。このように、システムを利用するユーザー目線でシステム開発を行うことができるスキルや行動力を持っていると自負しています。貴社においても、この能力を存分に活かしてシステム開発に臨みたいと考えております。
エンジニアリングの知識や技術力
私は現在応用情報技術者とシステムアーキテクトの資格を所持しています。システム開発に関わるエンジニアとして働く上で必要となる技術を幅広くおさえており、この資格を取得するために勉強したことは全て実務で活かせていると実感しています。この知識を持つことにより、チーム内で不具合が見つかり対処できるメンバーがいなかった時にも適切に対応することができました。また、日頃の学習でスキルを磨くことにより、アウトプットのスピードが速くなったりより効果的な開発をしたりすることができるようになりました。昨年担当したプロジェクトでは、当初 3 カ月かかると見込まれていたペースの開発作業を、2 カ月半で完了することができました。このスキルを貴社でも発揮し、社内システムの開発スピードを上げられるように尽力したいと考えている次第です。
調整力・折衝のスキル
私は 4 年間現職で社内 SE をしています。あるプロジェクトでチームリーダーとしてチームをまとめる立場になった時に、当初のスケジュールでは開発が間に合わないという問題が起きたことがありました。その際、あらかじめ決めたスケジュールを刷新して、メンバー個人個人の力量を的確に割り振ることで無事に期日までにシステムを開発することができました。また、他部署との連携が必要となる機会があり、その際にはどのような要望があるのかをヒアリングし、こちらの提示する条件とすり合わせる経験をしたこともあります。計画通りに物事を進められるのが理想ですが、こうした経験から臨機応変に対応することも役に立つと考えております。
まとめ
いかがでしたか。今回は社内 SE の自己 PR を書くときのポイントや例文について紹介しました。 この記事を参考にして、自分の強みはどのようなものか考えてみるといいでしょう。
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