「エンジニア特化の求人媒体なので、人事も僕も同じ方向を向いて進めた」エンジニア転職インタビュー
今回は、約 8,000 万人が利用する日本最大級のインターネットサービスプロバイダーであるヤフー株式会社へ、フロントエンド・バックエンドエンジニアとして転職された室岡 直紀さんにお話を伺いました。
転職先企業:ヤフー株式会社
「世界で一番、便利な国へ。」をビジョンとして掲げ、以下をはじめとする 100 以上のサービスや事業を展開しているインターネット企業です。
- イーコマース事業
- 会員サービス事業
- インターネット上の広告事業など
プロフィール
室岡 直紀(むろおか なおき)
ヤフー株式会社
検索統括本部・検索プラットフォーム開発本部
Qiita Jobs リリース時から利用していた
--まずは現在のお仕事内容と、これまでのご経歴を教えてください。
室岡:
ヤフーは 3 社目の会社でして、以前は電子書籍関連の会社で、バックエンドやフロントエンドのエンジニアとして働いていました。 ヤフーに入社したのは 2021 年 4 月で、現在は検索サービスの社内システムについてのバックエンド・フロントエンドまわりを担当しています。
--転職活動は、どのようなこだわりをもって進められたのでしょうか?
室岡:
こだわりと言いますか、転職活動という形では積極的にやっていませんでした。 実は Qiita Jobs は 1 回目の転職の時から使っていまして、その流れからずっと企業のチャット受信をしていました。様々な企業からのチャットリクエストをもらっていた中で、ヤフーからの内容に興味をもって、そのまま選考を受けていったという流れです。
--前回の転職活動時となると、Qiita Jobs の初期のころからお使いということですね。具体的にはいつごろでしょうか?
室岡:
一度目の転職活動を始めたのが 2019 年 6 月なので、まさに Qiita Jobs がリリースされたタイミングで使っていました。Qiita Jobs に限らず、Increments 提供のサービスは Qiita を中心に積極的に使っているので、その流れの一貫になりますね。 ちなみに、ヤフーからチャットリクエストをもらったのは 2020 年 11 月です。
より大きなチームや組織で働きたいと感じた
--室岡さんにとってのキャリアアップとは、どのように捉えていますか?
室岡:
自分としては、ずっと同じ会社で働いてキャリアアップするというよりは、色々な環境を経験したいと考えています。今回の場合も、在籍していた会社で経歴を積むより、転職する方が自分にとっては良い手段と思ったので転職しました。
--ずばり、なぜヤフーに転職されようと思ったのでしょうか?
室岡:
前の会社は社員数が 20 名程度でして、その中でもチームが分かれていました。自分が担当していたプロダクトでは、メイン開発がほぼ自分 1 人という状況でして、より大きなチームや組織の方が開発する上ではスケールメリットがあるなと感じ、その観点でヤフーという会社の環境が魅力的に感じました。
--ベンチャーから大企業へと環境が大きく変わったわけですが、その感想はいかがでしょう?
室岡:
日々の働く環境という意味では、部屋からリモートで働くのは変わらないので、それ自体は一緒です。ただ、例えば毎月 1 回の全社朝礼があって、そこで色んな方の全然知らないような成果の発表を聞けるので、そこはさすがヤフーだなと感じています。また交流面でも、週に 1 回のペースで部会があったり、隔週で LT 会も開催されていたりもするので、業務などに限らず色んな話ができていいなと感じています。
Qiita Jobs は、気を張らずに使えていい
--過去 2 回の転職活動で Qiita Jobs を使われたということで、まずは感想を教えてください。
室岡:
個人的には、気軽に使えるところがいいなと感じています。 自分の心情として、あまり多くのサービスを使いたくないなと思っているので、とりあえず登録してというスタンスでいます。 プロフィールを埋めてさえしまえば、ある程度放っておいても会社からのチャットリクエストが届いて Qiita 経由の通知で都度確認できるので、気を張らずに使えていいなと感じます。
--何社からかリクエストが届いたということですが、ヤフーからのリクエストが届いたときにはどう思われましたか?
室岡:
率直に、ヤフーでも積極的にやっているんだなと驚きました。技術組織としてのヤフーは当然以前から技術ブログなどで知っていたので、実際に Qiita Jobs 上で連絡が来たので、純粋に興味をもちましたね。
--選考はどんな風に進んでいったのでしょうか?
室岡:
最初はカジュアル面談で、その後書類選考に入り、3 回くらいの面接と技術課題を含む適性検査を経て内定をもらいました。
--選考が進むにあたって、ヤフーという会社への気持ちや認識の変化はありましたか?
室岡:
話を聞く前まではヤフーは雲の上の存在というか、ある種大きすぎるからこそ転職先の選択肢に入っていない状態だったのですが、実際に話を聞いていくと自分との親近感を覚え、働けるのであれば働きたいと思うようになりました。
自分の Qiita 記事をピックアップできるのもポイント
--先ほど、Qiita を積極的に活用されていると伺いましたが、室岡さんは Contribution がトップ 10%に入るくらい活用いただいています。なぜ、Qiita でのアウトプットを積極的になさっているのでしょうか?
室岡:
使っていて嫌な思いをしないからだと思います。例えば Qiita の特徴の 1 つとして「編集リクエスト機能」があると思うのですが、これは GitHub や OSS の文化とすごく合っていると感じています。 Qiita 以外の個人ブログとかで役に立つような記事を書いている人もいますが、何か間違った情報が合った場合は指摘しにくく、そのままである場合が多いと思います。その点、Qiita の場合は仕組みとして用意されているので、思想としていいなと思って使っています。
--いいですね。そんな Qiita でのアウトプット等は、転職でも活きましたか?
室岡:
Qiita もそうですし、GitHub なども、企業の方にはちゃんと見ていただいているなという印象です。
--先ほど Qiita Jobs を使ってみての感想を言っていただきましたが、改めて、Qiita Jobs の良さを教えてください。
室岡:
1 番は、媒体自体がエンジニアに特化している点が、Qiita Jobs 最大の良さだと思います。そもそも、最初からエンジニアを対象にしているので、企業側としてもエンジニア採用のスタンスになっていて、お互いに最初から向かう方向が一緒になっています。採用する側が、エンジニアを採用するにあたってどういう情報が必要かなどをきちんと理解されている印象なので、転職希望者としてはとてもスムーズだと思います。先ほどお伝えした「気軽さ」も、こういう前提があるからこそだと思います。 あとは、プロフィールの中で、自分の書いている Qiita 記事をピックアップできるのもポイントだと感じます。自分の場合は色々な領域の記事を書くので、特定の分野に絞り込まず、単純に Qiita 上での LGTM 順にピックアップするようにしています。
もっと世の中に貢献していきたい
--逆に改善が必要だと思われることはありますか?
室岡:
プロフィールを入力するにあたって、職歴部分がプロジェクト単位になっていると思うのですが、例えば入社して最初の数ヶ月はどこにも所属していないケースもあると思います。そういう場合は特に書きにくいと感じるので、もう少し別のあり方を検討されてもいいのかなと思います。 またこちらは絶賛対応中だと思いますが、これまでは Qiita Organization の役割が十分に活かし切れていないと感じているので、ぜひ Qiita Organization との連携がもっと進めばいいなと思っています。
--貴重なご意見を有難うございます。今後、室岡さんとしては、エンジニアとしてどのように活動されていきたいとお考えですか?
室岡:
改めて言うのは恥ずかしいのですが、自分の中では、もっと世の中に貢献していきたいという思いがあります。これは、仕事はもちろん、プライベートの OSS 活動でもです。ヤフーという会社はそれを達成できるだけの土壌が整っていると感じるので、個人としてどんどんと成長していって、世の中に貢献していけるだけのスキルを身につけていきたいと考えています。
--それでは最後に、現在転職活動をされている方、もしくは転職を検討されている方に向けて、メッセージをお願いします!
室岡:
Qiita Jobs は本当に気軽に始めることができるので、積極的に転職を考えていなくても、とりあえず登録だけしておいたら、良いご縁があるかもしれません。 Qiita でのアウトプットをしている人はもちろん、そうでない人も、まずは登録してみても良いのではないでしょうか。
ヤフー株式会社の求人をみる編集後記
Qiitaを、Contributionがトップ10%に入るくらい活用されている室岡さん。Qiita Jobsについてもリリース当初から使っていただいており、ちょうど良い距離感で活用されて、転職活動へと活かされていました。
「気軽に始めることができる」「エンジニアに特化しているので企業とのコミュニケーションがスムーズ」という2点は、まさにおっしゃる通り。Qiitaを活用されている方も、これから活用しようと考えている方も、ぜひ登録だけでもされてみてはいかがでしょうか?
取材/文:長岡 武司
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